2014 夏 U15エリートプログラム タイ遠征 〜3日目〜
今日は大会、最終日となりました。
昨日は2敗しているだけに、どうにか勝利して日本に帰ります!!
1試合目は VS ACT THONBURI 2試合目は VS SUPAHANBURI
熱中症に気をつけるために試合前にタイにしかないスポーツドリンクを飲みチーム一丸で試合に向かいました!!
再度ミーテイングをし2試合とも気持ちを一つに戦いに向かいます。
1試合目の相手はこの大会優勝候補であり、一つ下の年代U14でありながらタイ代表も何人か試合に出場しました!!
前後半ともに相手にリズムをにぎられ結果は2対6の敗戦でした。
まず圧倒的になにが違うのか?
それは個人の強さ、選手達に話をした通り、サッカーは1対1に絶対に負けてはいけない、強くないといけないということ、タイ人とは個人の能力の差があきらかにありました。
ボールの持ち方、ドリブル・パスの質、スペースの使い方、球際の強さすべての面において相手が上でした。
ですが、タイ人は規律をあまり重んじている感じはなく、切り替えの遅さや、チャレンジしている味方へのカバーなどあまりなく、仲間のサポートに重きをおいているようには感じませんでした。
僕ら日本人は体の発育発達が全体的に遅い為、今の時期はフィジカル的に個人差がすごくでてきます、そうするとサッカーのゲームの中では組織に頼ろうとしがちではあります。
それはメリットな部分もでありあり側面ではデメリットでもあります!
もちろん、チームがあっての個人プレーになり個人戦術、チーム戦術は頭にいれておかないといけません。
ただ圧倒的な自分の特徴、武器というのは必ず持っておかなければ、どこに行ってもサッカー選手として生きていけません。
今の育成年代に自分をもっともっと磨かないといけません!!
毎日毎日、強度の高いトレーニング、試合の経験が積み重なって成長します!
そこには明確な目標が必要です!!
4試合目に関して善戦はしましたが、1対2の敗戦となり、この遠征で1勝もあげる事が出来ませんでした。
みんなが口々にいいました。
(こんなに速くて強いチームとは日本では試合をした事がないと)
選手達にとって素晴らしい経験になりましたが、これをただの経験にするのではなく今後の自分の財産にしてもらいたいと本当に感じています!!
正直1勝もさせて上げられなかった事に本当に悔しく思っています。
試合後のミーティングで、私の体験談として、プロになった選手達や、海外でプロ選手達の中学生時と決定的に今のみんなと違うところがあると話をさせてもらいました。
それは、技術でも戦術力でも体力でもない、一番はメンタル!!!!
グランドの中のみんなは、試合を重ねるごとに良くなってきている、ただ本当に悔しいのか、嬉しいのか、自分がこうしたいとか、こうやりたいとかが伝わらない、表現力が貧しい。
サッカーはワールドカップを見ての通り、国と国とのスポーツ、戦争なんだと、楽しくやるのはもちろん、ただ勝利を目指すからそこに楽しさがある、厳しさの楽しさを求めても勝利は出来ない、サッカーの根本は大人も子供も関係ない!
本当に自分はこうなりたいと強く思って行動した者がそうなるのである、努力などして当たり前、それよりも毎日の取り組み方、近い目標から遠い目標、夢、今なにを思っているのか??
そこがなければ今日の試合もこれぐらいでいいかな?
あきらめてないつもりでもあきらめてしまっている自分がいる。
上手いとか下手とかの問題ではなく、一番はメンタル、見てる人が気持ちを動かすような選手を目指してほしい!!!
簡単に負けを認めてあきらめるような選手にはならないで欲しい!!
チームの為に、走って走ってそして自分の武器で試合を決める、動かすような選手になって欲しい!!
今回を気に自分の中で心に火をつけてほしいです!
海外にいったから上手くなるとかではない、日本にいても上手くなる選手はたくさんいる。
ただ今までにない環境で刺激はもらえるはず、それを今後生かすもそうでないのも自分次第です!!
一番大事なことは気持ちをを強く、こうなりたいというビィジョンを強くもつこと!!
すべてはメンタルです!!!!
これからもっともっと一生懸命にサッカーを楽しんでください!!
それから、試合後はサッカーの事だけではなく、みんなの大好きなお土産を買いにショッピングを楽しみました!!
ドナルドも一緒にコックンカァープ (ARIGATO) !!!
明日の早朝の便で出発し日本に帰国予定です。
今回、長い期間のエリートプログラムに参加してくださって本当に感謝しています。
ご家族のサポートがなければ成功は出来ませんでした。
子供達はそれに答えるべく一生懸命にサッカーを楽しんでくれて、心からありがとうございました。
ご両親にお会いするまでしっかりと選手のサポートをさせていただきます!!